建設資材リース管理システムとは
お客様が取り扱うリース商品は足場です。主な業務は、建設現場必要な足場を搬入し、設置することです。そして不要になった時に、解体、撤去を行います。足場をリースする際の計算はとても複雑です。
建設現場の規模から、どの材料をどれだけ用意するかを的確に見積もりしなければなりません。また、期間の延長や、紛失も良くあります。それらを考慮し、正確な見積書の作成と、月次の請求書を作成します。
導入前の課題
既にリース管理システムをオリジナルで開発し運用していました。利用していたシステムは、社内にWINDOWS(NT)サーバーを設置し、LANを使って2台のPCで運用していました。
大量の足場資材を管理する性質上、所在地は住宅地からは若干離れた場所にあります。この環境が原因なのかわかりませんが、停電が多いとのことでした。
また、サーバーなどのハードウェアは出来るだけクリーンな場所に設置したほうが良いのですが、現状難しい状況でした。
そこで、サーバーは社内に設置するのではなく、外部のデータセンタに設置し、停電が起きてもデータを守れるようにしました。
システムのユーザーインターフェイスは、できるだけ今までと同じ操作方法にしたいとのご要望から、メニュー構造、ショートカットキーの設定は旧システムに合わせつつ、
より簡単に目的の作業が出来るよう、エラーメッセージの出し方や選択肢の候補の出し方などを工夫しました。
導入の効果と今後の展開
操作性は以前のシステムとあまり変わりありませんでしたが、クライアントPCのリニューアル等を行った結果、オペレーション速度はかなり改善されました。
また、DBサーバを外部にしたことで、サーバダウンは無くなりました。総合的にハードウェアトラブルが無くなったことで、システムの信頼性は大きく向上しました。
今回のシステムは、リース管理に特化してありますが、受注以外にも発注業務、従業員管理などもあります。また、見積試算は現場でも行えるよう一部の機能はタブレット対応にすることも考えられます。
それらの業務を統合していくことで、業務全体が見れるシステムに展開していこうと考えています。